ヒトの目は、遠くにあるモノは小さく、近くにあるモノは大きく見えます。ですから、弱視者は見たいモノをなるべく目に近づけるようにします。
しかし中には、顔をくっつけるくらいに近づけたにもかかわらず、見たいモノが見えるようにならない弱視者もいます。一見不思議ですが、ちゃんと原因があります。
目の一部が極端に悪くなる見え方については、後のページ『見える範囲が狭い』ページもご覧ください。
近くが見えにくい弱視者は、どの距離が自分にとって一番見やすい距離かを研究し、その距離でモノを見るようにしています。
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