目が見えないわけではないけれど、眼鏡をかけてもよく見えない…。そんな見え方での暮らしはどんなものなのでしょうか?目が不自由というのだから、一人ではどこにも行けないから家にこもりがちでは?学校や仕事は特別な施設に通わないといけないの?やっぱり結婚や出産は難しい?
人によっては、このように何か特殊な暮らしをイメージするかもしれません。
実際のところはというと、健康な人とあまり変わらない暮らしをしている方が多いです。少し見える範囲を活用したり、便利な道具を使ったり、色々な工夫をすることで見えにくさをカバーしています。そうすることで、一人で外出したり、普通学級に通ったり、色々な職業に就いています。中には、子育てに奮闘する人もいるのです。
次のページからは、そんな人たち(弱視者)の日常を具体的に紹介しています。日常生活の場面別に、どのような面で困っているのか、どのような工夫をしているのかを解説しています。また、見えにくさを補ってくれる道具や、弱視者にとって便利なモノについても紹介しています。