日本弱視者ネットワーク ロゴ画像

日本弱視者ネットワーク
Network of Persons with Low vision

(旧称:弱視者問題研究会・弱問研)

プチ健康講座【暴飲暴食編】

ペンネーム:とっとくん

お酒の席が増えるシーズンが過ぎ、肝臓や胃腸がお疲れではないでしょうか?今回は、飲み過ぎた時に効くツボをご紹介したいと思います。

暴飲暴食してしまうことは誰にでもあることだと思いますが、翌日胃もたれや吐き気で、会社や学校に行きたくなくなってしまいますよね。

そんな時は、製薬会社の「○○○の力」や「○○リーゼ」などいくつか紹介したいところではありますが、ここはやはり東洋医学のコーナーでもあるので、ぜひマッサージで読者の皆さんのしんどさを解決してください。

それでは紹介していきます。

①足三里(あしさんり)

名前の通り足にあります。膝小僧の下で、すねの付け根の外側にあります。そこからすねに沿って足首まで下に、痛気持ちいいくらいの力で押していくと効果的です。

東洋医学では、膝から足首の間は胃腸と関わりが強いとされています。そのため便秘や下痢の時にはこのラインに疲れがたまっていることもあるので、揉んでみてください。

特に押してみて気持ちいいとか、違和感がある場所などは、1~2秒くらい長めに押してあげると効果的です。

②健理(けんり)

続いては、手のひらの中央やや手首側にあるツボです。このツボはアルコールの分解や肝臓の機能を高める効果があります。疲労を感じた時にもオススメです。

押し方は、親指をあて、ゆっくりと円を描くようにグリグリすると気持ちいいと感じると思います。強さはかなり強めでやや痛いくらいが効果的です。

手のひらだけでも、疲労回復や緊張状態を和らげたり、胃腸の疲れを整えたりと様々なツボがたくさんあります。そしてマッサージしやすい場所でもあるので、またの機会にご紹介したいと思います。

ツボから少し離れまして、眼疾患別にお酒の影響について調べてみました。今回は多いとされる白内障・緑内障について簡単に書きたいと思います。

最初に白内障ですが、アルコールを体内で分解する際、白内障の原因とされる活性酸素を多量に作り出してしまうことから、予防の観点からビールや日本酒の飲み過ぎは良くありません。が、赤ワインに含まれるポリフェノールには活性酸素を抑える効果があることから、これを機にワイン通になってみてはいかがでしょうか?

次に緑内障ですが、飲酒自体に影響はありませんが、日本酒や度数の強いものは眼圧や視神経に影響を与えることが分かっています。また水分の摂り過ぎは体内の水分量を上げるため、眼圧が上昇します。

最後に、アルコールと目について色々調べましたが、意外と1日の摂取量が2合以上でも問題ないという論文が多数あります。よく言われる目安ですが、目にとって必要な血液がアルコールにより運ばれるので、視神経にも良いそうです。そういえば筆者もアルコールを飲んだ後はよく見えるようになっていました(笑)。だからと言って飲み過ぎは肝臓病や痛風などの病気になり得るので、皆さんも適度な量を楽しく飲みたいですね。

次回は、眼精疲労やドライアイについて書いていきたいと思います。

まだまだ寒い季節が続きますので、風邪等に気を付けて元気に過ごしてくださいね!