ペンネーム:とっとくん
職場や学校で同じ姿勢を続けて肩が凝った、腰が痛いなど、読者の皆さんも日頃感じていることと思います。ものに目を近づけて見るため、文字を書く時などはそのほとんどが前かがみになり、肩・腰を酷使しながら書いているはずです。
そこで新コーナー「つうしんプチ健康講座」として、簡単なセルフケア方法をご紹介していきたいと思います。
今回は特に辛さを感じることの多い肩こりを楽にするマッサージを紹介します。
まず最初に、首がスムーズに動くかどうか、上下左右に動かしたり、肩をすくめて左右の感覚に違いがないかチェックします。マッサージ前後は動き方に違いがあるかチェックしておきましょう。
肩の上面の真ん中にあるツボで、筋肉の一番盛り上がったところです。最初は左からです。右手で左側の肩井を押さえます。その時には左腕は力をダラっと抜きましょう。押す時の力加減は、痛いと気持ちいいの中間です。
次に抑えながら左腕を肩の高さまで上げたところで1分間保持します。そのまま顔の高さまで上げ、耳につけたところでまた同じように保持します。さらに肩井を抑えながら前から後ろに1回転させましょう。最後に押していたツボの周りを軽めに5、6箇所程マッサージします。
左肩が終わったら右肩もやってみてくださいね。
重要なのは、ツボを押すときはゆっくり深呼吸し、息を吐く時に行なうことです。
このマッサージは首・肩の周りの筋肉と肩周りにある僧帽筋(そうぼうきん)・肩甲挙筋(けんこうきょきん)をほぐすことができます。特に文字を書く時、キーボードを打つ時の姿勢が辛くなった時に効果を発揮します。
次に頭痛や目の疲れ、猫背気味の方向けのマッサージです。
まずは手を組み、そのまま頭の後ろに置きます。手の平で後頭部を包むように頭に添えます。この時、後頭部と首の境いにあるへこみに親指が当たるように置きましょう。頸椎(けいつい)の外側2センチにあるツボ、天柱(てんちゅう)を押します。ゆっくり深呼吸しながら息を吐いたときに押すと効果的です。さらに外側1センチのところにある風池(ふうち)も合わせて押します。この時のポイントは軽く上を向きながら押すことで、指がグッとはまります。
このマッサージでは、後頭部から首にかけてある頭板状筋(とうばんじょうきん)や頸板状筋(けいばんじょうきん)、背骨の両脇にあたる背部の起立筋をほぐすことで、目や首の疲れや凝りに効果があります。特に同じ姿勢を続けている方に背骨を伸ばす作用もあり、疲れがたまりにくくなります。
これから年末年始に向け忘年会や新年会の季節。そんな時期だからこそ、胃を大切にしたいものです。次回はそんな食べ過ぎや胃もたれに効果的なマッサージを紹介したいと思いますので、興味のある方は読んで下さいね。