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日本弱視者ネットワーク
Network of Persons with Low vision

(旧称:弱視者問題研究会・弱問研)

オンライン活動レポート

編集局

コロナ禍の中、皆さんいかがお過ごしでしょうか。今回は、ITクラブの幹事さんにオンライン活動について、Q&A形式で伺いました。

Q1:まず参加者の年齢や人数を教えてください
A1:年齢は20代から80代です。人数は10人前後で、男女比は7対3くらいです。全員モバイル端末、PC、スマホを所有しています。
Q2:いつごろからオンラインで集まっていますか?
A2:クラブの参加者は都県境を越えていますので、コロナがはやり始めた3月第2週の定例会から開催しています。その後は毎月第2週の定例会以外にメンバーからの要望(○○について教えて欲しい)に適宜応える形で開催をしています。
Q3:何人くらいでどんな話題をとりあげていますか?
A3:上記にも書きましたが定例会は10人くらいです。メンバーから「定例会まで待てず教えてほしい」という要望がある場合は定例会とは別に2~3人で集まっています。ITクラブは一人一人にあった(やりたいことの)説明をしていくので少人数の方が話しやすいという声があり、定例会は参加人数に制限をしているわけではないので、こういった要望がある都度対応していくことが良いのではないかと考えています。基本的な話題はITに関することです。便利なアプリ、会社でのIT上の困りごとなどを話します。もちろんコロナの話題や各自の近況報告が多くを占めるときもあります。雑談から生まれるアイディアや問題解決もありますので。今はメンバーの興味のあるLINEやZoomの使い方が話題の中心です。
Q4:何を使ってつなぎましたか?
A4:ITクラブは毎月定期的にメンバーが集まりゆっくり勉強をしていることから、LINEグループ通話を使用しています。勉強のためにZoomを使用することもあります。
Q5:オンラインで集まる際に工夫していることはありますか?
A5:家庭の事情もあるので途中参加・退出を気軽にできるようにしています。また、お家の中を映されたくない等々、ご家族やプライバシーに配慮して、必要なとき以外はカメラをオフにしています。
Q6:オンラインでの長所を教えてください。
A6:もともと東京以外の方々の参加はあるものの、遠隔地(東海地方、関西地方)で定例会に参加しにくいという意見も頂いていたので、そういう地域の方々が参加しやすくなりました。また、定例会が午前中にあるので、朝寝坊しても移動がないことから参加できるところです。
Q7:オンラインの短所を教えてください。
A7:定例会の時間が長々としてしまい、終了時間が延びてしまうことです。オンラインであるから次の予定がないのであればもう少し話そうねとなりがちです。また、ITクラブに参加している人は、操作やスマホに詳しくない人が多いので、言葉で画面の操作を説明してもなかなか相手に伝わらず、集まっていたときのように細かなサポートが行き届かないところにオンラインの限界を感じています。そして、新しいことを始めていくには、発信側の労力と伝えられた内容を理解するという受手側の大変さがあります。
Q8:今後オンラインでやってみたいことはありますか?
A8:ゆっくり確実に一つのことを学んで貰うことから繰り返し同じことをします。Zoomへの参加方法やホストの体験、オンラインだと新しいことはなかなか難しいですが、「Twitterを使ってみよう」や「OCRを活用してみよう」等を考えています。