2011年12月1日
文部科学大臣 中川正春殿
弱視者問題研究会
代表 並木 正
要望書
日頃より視覚に障害のある児童・生徒の教育にご理解とご尽力を賜り厚く御礼申し上げます。また、国連障害者の権利条約の批准に向け、インクルーシブな教育の実現を目指し、中央教育審議会の特別委員会等で精力的に検討を進めていただいていることに深く敬意を表します。
さて、弱視者問題研究会ではインクルーシブ教育における合理的な配慮について下記事項の実現が重要であると考えております。視覚障害教育をはじめ、障害児教育の充実に向け、何卒ご検討の程、よろしくお願い申し上げます。
記
- 高等学校における拡大教科書や点字教科書の購入費の自己負担軽減
- 視覚障害特別支援学校(盲学校)高等部における標準規格に基づく、拡大教科書の発行
- 視覚認知に障害があり、読み書きに困難のある児童・生徒(ディスレクシア)の ための拡大教科書や電子教科書の無償給与
- 視覚障害特別支援学校(盲学校)本科保健理療科の音声教科書の無償給与
- 高校入試や大学入試センター試験等の試験において拡大教科書の標準的な規格に準じた試験問題の作成
- 学校基本調査等を活用した小・中・高校に在籍する障害のある児童・生徒の実態調査
- 支援籍の制度化と特別支援教育コーディネーター(教育支援担当者)の定員化
- 障害児教育の専門性が継承されるための人事異動制度の確立
(連絡先)
弱視者問題研究会
代表 並木 正
<<住所等省略>>