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日本弱視者ネットワーク
Network of Persons with Low vision

(旧称:弱視者問題研究会・弱問研)

みんな生き生き TARO アート鑑賞~視覚障がい(ロービジョン)の方とそのご家族編~

あざやかな原色や不思議なかたち。岡本太郎の作品は、受け取る人によってさまざまな感じ方、楽しみ方ができます。このイベントは、太郎さんの作品の世界を感じながら、気軽に感想を自由に語り合ったり、より深く楽しんでいただくための鑑賞プログラムです。今回は、クラウドファンディングの支援を活用し、ロービジョンの方に向けた手持ち型の視覚支援デバイス「レティッサ オン ハンド」を使って、太郎作品の鑑賞プログラムを行います。

日時:2024年11月9日(土) ①10:30~12:00 ②13:30~15:00

対象:視覚障がい(ロービジョン、見えにくさ)のある方と、そのご家族・介助者

定員:各6組

場所:ガイダンスホール・展示室

料金:要観覧料 ※障害者手帳をお持ちの場合は、参加者の方と、同伴者1名は無料

申込:電話受付 先着順

協力:株式会社QDレーザ

本イベントは、クラウドファンディング「岡本太郎」芸術をすべての方へ ―視覚に障害のある方にも「アート」体験を!─ にご支援いただいた寄附金で実施いたします。

川崎市岡本太郎美術館
 〒214-0032 川崎市多摩区枡形7-1-5 生田緑地内
 TEL.044-900-9898

【レティッサ オン ハンドとは?】
 微弱なレーザーをファインダーから出し、網膜に直接ピントが合った映像を投影できる視覚支援機器。近視、遠視、乱視の方でも、ピントの調整に依らず映像を網膜に投影できる為、くっきりとした映像で見ることが出来ます。網膜全体にピントの合った映像を投影できるため、中心視野に見えづらさがある方でも、残存する周辺部の視野を最大限に活用できます。ただし、障がいのある部位・程度によっては映像の認識が難しい場合があります。(網膜全体の機能が低下している場合など)

【レティッサ オン ハンドを使うと…】
 離れた位置から絵画等の全体をはっきりした映像で見ることが出来ます。ズーム機能を使い、細かな文字や遠くの対象物も見えるため、近づかないと読みにくいキャプションも遠くから読め、高い位置の展示を見ることが可能です。(見え方には個人差があります。)

【レティッサ オン ハンドで美術鑑賞した方の声】

●基本的にぼやっとしか見えないが、この機器を使って細かいところまで見えた。

●何を見ても自分から近くまで行かないと見えなくて、人に迷惑をかけると思っていたが、そういうことなく見ることが出来て良かった。

●全部が画期的に見えるわけではないが、ぼんやり全体像を見てそれでも掴めないところをレティッサ オン ハンドを使うと見えてきたりした。ロービジョンを補完するという形で使えた。

*『RETISSA ON HAND』は医療機器ではなく、特定の疾患の治療や補助、視力補正を意図するものではありません。見え方には個人差があります。

*『RETISSA ON HAND』は株式会社QDレーザの登録商標です。

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