2013年6月、国連の専門機関である世界知的所有権機関(WIPO・ワイポ)は、モロッコのマラケシュで「視覚障害者等の発行された著作物へのアクセスを促進するためのマラケシュ条約」(仮称)を採択しました。このマラケシュ条約の批准に向け、文化庁では著作権法改正の審議が始まりつつあります。
しかしマラケシュ条約の存在は障害者の間でもまだまだ知られておりません。また障害者の読書をめぐる環境はよくなってきている面もありますが、著作権法以外にもいくつかの課題が残されているのも事実です。そこで、まずはマラケシュ条約の採択の経緯や内容について下記の通り学習する場を設けることになりました。同時に読書に困難のある関係団体からマラケシュ条約批准時に期待する読書環境改善の方策についても意見を発表していただくことになりました。多くの方のご参加をお待ちしております。また関係の方々にもお知らせいただければ幸いです。
- 日時
- 11月11日(火)13:30~16:30
- 場所
- 東京都盲人福祉協会 2階研修室 東京都新宿区高田馬場1-9-23
- TEL
- 03-3208-9001
- 交通
- 東京メトロ副都心線「西早稲田」駅 出口2からおよそ徒歩6分
- 主催
- 日本盲人会連合、DPI日本会議、弱視者問題研究会
- プログラム
- 13:00 受付開始
- 13:30 開会
・主催者あいさつ
・研修会開催の趣旨説明
- 13:50~14:50 講演「マラケシュ条約採択の背景とその概要」
講師 文化庁長官官房国際課国際著作権専門官 中島 芳人(なかじま よしと)氏 文化庁長官官房国際課専門官 保坂 孝(ほさか たかし)氏
- 14:50~15:00 質疑応答
- 15:10~16:00 関係団体からの意見「マラケシュ条約批准に期待すること」
(予定)日本盲人会連合、DPI日本会議、弱視者問題研究会、全国盲ろう者協会、ディスレクシア関係団体、上肢障害関係団体等
- 16:10~16:20 質疑応答
- 16:30 閉会
- 参加費
- 無料
- 参加申し込み
- 11月4日(火)までにメールにて以下のアドレスまで、所属とお名前をお知らせ下さい。その際に点字資料、事前のテキストファイル送付、または西早稲田駅からの誘導をご希望の方はその旨もお書き添え下さい。
E-mail:unokazuhiro@ybb.ne.jp
(弱視者問題研究会 宇野 和博)